アイドルグループの選抜人数は何人が妥当なのか。

 

 

 

先週、SKE48の23枚めシングルの選抜が発表された。


SKE48 23rdシングル発売のお知らせ

 

選抜メンバーは16人。意外にマンゴー、無意識の色とセンターを務めた小畑優奈に変わり、松井珠理奈がセンターに返り咲き。末永桜花と佐藤佳穂は初選抜で、代わりに北野瑠華と後藤楽々(休業中)が外れる形になった。

はじめに、正直に言うと私がSKEをガチで推していたのは6期生くらいまでの頃で、6期も全員に詳しくなる前に降りたので、名前と顔、期が完全に一致し、性格もおおよそ分かっているのは5期生くらいまでだと言うことをお詫びしておきます。

 

この動画や、これに関する運営のツイート欄を少し見ていた。

メンバーについては、今誰が人気だとかは詳しくないので割愛。強いて言うならるかてぃんわりと好きだったから残念(私が見ていた頃は選抜に入りそうだとは思わなかったから入ったと聞いただけで感動したけど)。センターについては色々言われてるけど、10周年記念かつ総選挙前ということで、珠理奈の一位を本気で取らせにかかった結果だろうなと。実際知名度は珠理奈だから、「総選挙一位の松井珠理奈センター曲!」としてSKEが紹介されればいいし。曲次第だけどね。ゆななは普通に良いのでこれが終わればゆなな復帰でいいとは思うので、この話は次のシングルでいいでしょう。

 

各グループの選抜人数の違い

その中で1つ、気になるコメントがあった。坂道ヲタの人のように見えたが、内容は「60人いるメンバーからの選抜人数が16人は少なすぎる。乃木坂は42人から20人なのに。」と言うようなニュアンスだった。

 

少し気になったので、全グループ(とはいえ統計が取れそうなAKB,SKE,NMB,HKTおよび乃木坂、欅坂のみ)の選抜人数について調べてみた。なお、今回はメジャーデビュー後のシングル曲のみで、アルバム曲の選抜等は省いてある。また、全体人数は参考になりそうなので調べておいた。ソースは主にエケペディア

 

シングル枚数:これまでに出した(既に選抜発表のあった)シングルの枚数

平均人数:これまでのシングル選抜人数の平均

最少:最も少なかった選抜人数(その時のシングル、多い時は省略)

最多:最も多かった選抜人数(同上)

最多回数:回数の最も多い選抜人数(その回数)

全体人数:現時点で選ばれる可能性のある人数(つまりAKBのみ48グループ全体)

 

 

AKB48

シングル枚数:52

平均人数:20.3

最少:10(夕陽を見ているか?)(インディーズで7名あり(スカート、ひらり))

最多:36(ラブラドール・レトリバー/真夏のSounds good!)

最多回数:16(22回)

全体人数:361

平均としては20人程だが、総選挙投票シングル等でやる30人超え選抜のせいで底上げされている感があり、一番多いのは圧倒的に16人で、14人と18人を合わせると半数を超える。

 

SKE48

シングル枚数:23

平均人数:16.1

最少:7(青空片想い/ごめんね、SUMMER

最多:22(12月のカンガルー)

最多回数:16(15回)

全体人数:66

完全に、SKEの選抜は16人だと言っても間違いではないレベルの結果だった。ちなみに私は7人選抜の2曲がとても好きなので少人数の選抜は好きなのだが、現状7人でやるべきかと言うと微妙である。面白そうではあるけどね。でも今運営がそれをすると結果はラブクレなんだろうね。もう1つ面白いなと思ったのは、15〜20枚目シングルで17人〜22人まで1回ずつやっていってること。試してみた感がすごい。そして16人に落ち着いたんだろうね。

 

NMB48

シングル枚数:18

平均人数:16.8

最少:9(Must be Now)

最多:23(Don't look back!)

最多回数:16(12回)

全体人数:59

SKEに比べると少し20人超えが多いため、少し多めにはなっているが平均は16人台。SKEのように初期にやるのではなく、13枚目のタイミングでダンスナンバーを入れ、9人の少数選抜をやるのがNMBらしい。アイドルらしいかと言うと違うかもしれないし落ちた子やヲタの気持ちはともかく、世間にNMBのダンスを見せつけるには少数精鋭で挑むのはとても良かったのではないだろうか。

 

HKT48

シングル枚数:11

平均人数:16

最少:16

最多:16

最多回数:16(11回)

全体人数:50

なんと全シングル16人!これは知らなかった…指原プロデュースのせいか結構他のグループとは違った部分があるHKT。シングルに関しても、AKBで単独センター経験のあるさくらたんが単独センターをしていなかったり、これまでデビューシングルは一期生全員であることが多かったのに、HKTはなかなかシングルが出せず、デビューシングルはなんと2期生がセンターである。

 

乃木坂46

シングル枚数:20

平均人数:17.25

最少:16

最多:21(インフルエンサー/シンクロニシティ

最多回数:16(10回)

全体人数:42

案外人数が多いのは後半で、前半は16人か17人だった。また、デビューシングルから選抜というものが存在し、これ以後ずっと選抜とアンダーという形を保ってきたのも特徴。そう考えると、メンバーが増えると選抜が増える当然の結果とも言える。他に、福神制度があるのも特徴的。

 

 

欅坂46

シングル枚数:6

平均人数:20.8

最少:20(サイレントマジョリティー)

最多:21

最多回数:21(5回)

全体人数:21人

欅坂はまだシングルが6枚と統計を取るには少ないが、かなり特殊なため取り上げた。まず、選抜というものがほとんどないと言っていいだろう。これまで、全てのシングルに欅坂メンバーが全員参加している。(1枚目のみ、長濱ねるがけやき坂だったので不参加)また、長濱ねるのケースからひらがなけやきは乃木坂のアンダーのことかと思いきや、今度は坂道合同オーディションで別々にとるようで。そもそも仕組みがよくわからないのは事実である。

 

 結果を考察してみた

こうしてみると、やはりSKEは選抜人数が少ない方に入る。HKTやNMBもそうだが、48の姉妹グループは16人の傾向にあるのかもしれない(なお、STUは16人で、NGTは16人、18人、24人と増えている)。

48グループだけで見れば、圧倒的に母数が違うので、AKBだけが選抜人数が多いのは妥当とも言える。

 

また、現時点では平均をとると17人ほどではあるが、今後乃木坂は21名程度でキープしていくのではないかと思っている。実際、ここ最近で16人等の少人数選抜の時はそれなりに選抜常連とも言えるメンバーがアンダーにいることが多い。ただでさえ今人気急上昇中で、層が厚くてアンダーがなかなか上がれないと言われている。

欅坂もおそらくしばらくはこの全員選抜形式なのだろう。しかし、2期生が入ってくるとどうなるかはわからない。個人的にはNMBのMust be Nowの時のような少数選抜をしても面白いと思う。

 

 少人数選抜と大人数選抜では何が違うのか

ここからは個人的な見解になるが、選抜人数の差にはどういった違いがあるか?を考えてみる。

まず、最も人数の少なかったSKEの青空片想いと、AKBの翼はいらないのPVを比較してみる。

 


SKE48「青空片想い」

 


【MV full】 翼はいらない / AKB48[公式]

 

 

PVの内容だとかは置いておいて、人数だけにフォーカスを当てるとすると、青空片想いは全員の顔がはっきり分かる。それに、もし「この子可愛いな」と思った時に、7人からならすぐに調べて名前を割り出せるだろう。

 

それに対して、翼はいらないは印象に残るのはみーおん、まゆゆ、さや姉、ゆきりん、あと指原くらいではないだろうか。ちなみに翼はいらないはドラマ仕立てなので、できれば最も人数が多くていわゆるAKBのPV!であるラブラドール・レトリバー真夏のSounds good!も見てみてもらいたい(水着ダメだからか貼れなかった)。どのPVももちろん他のメンバーも一度は映るようになっている(検証はしていないが恐らく)だろうが、実際ラブラドール・レトリバーでSKEメンバーだけに絞って探してみても、一回では全員を見つけられなかった。それにもし、その一瞬で後ろの方の子が可愛いなと思っても、36人から探し当てるのは骨が折れるし、一瞬見た映像と宣材写真だと本人なのか確証も得られないなんてことになるかもしれない。さらに、こういう大人数選抜だと、テレビ番組によってはこの中からさらに16人程が選抜されてパフォーマンスを行うこともあるので、大人数選抜の端っこに入ってもテレビにはあまりたくさんは出られない(もちろん入らないよりは出られるけれど)。

 

しかし、じゃあ必ずしも少ない方がいいかというともちろんそうとは限らない。ましてや360人から7人しか選抜に選ばれないとなると、モチベーションはかなり下がるだろう。AKBに関していえば、30人の選抜もありだと思う。ただ、例えば先程私が見つけられなかったSKEのメンバーも、SKEのシングルでは比較的前の方で踊っている子たちであるが、AKBのみのメンバーはAKBのシングル曲にしか選ばれない訳で、そのシングル曲でこの扱いだとかなり本人もファンも寂しいのではないだろうか、、とは思う。

また、大人数になると逆にフロントのメンバーのみにフォーカスが当たりやすい。そのせいか、大人数の時は初センターが多いような気もする。16人くらいなら後ろのメンバーもペアとかにしてリップシンクを入れられるが、30人になるとそうもいかないから当然でもある。

 

 私が思う結論は…

  1. アイドルとして個々のメンバーがよく見えるのは少人数
  2. 現状人数の多いグループからほんの少数だけが選抜に選ばれるとなるとモチベーション的に厳しい
  3. その間をとってなのか、48姉妹グループは16人選抜が多い
  4. AKBは48グループ全体からの選抜なので人数が多くなる傾向にある
  5. 現状選抜かアンダーかしかない乃木坂は全体の半数が選抜なので少し多い
  6. 欅は特殊

1は前述の比較から出た結果だ。2は私なりの考察だが、4のような現状を見ると明らかだろう。3も調べた結果。4については、だったらAKBもAKBだけのシングルを作ろうよーって話で、かなり前からみんな言っていることだ。選挙前シングルとか総選挙シングルだけ姉妹グループが参加するって形でもいいと思うんだけどな。まあ大人の事情でしょうね、そこは。5については、今後乃木坂の体制が変化しない限りこのままいくのではないかと思う。ちなみに、48のいわゆるアンダーは、チーム曲やナントカ選抜とかで複数に分けられることが殆どなので、半数である必要はない。6は明らかですね。

 

ここで最初の話に戻そう。

「60人いるメンバーからの選抜人数が16人は少なすぎる。乃木坂は42人から20人なのに。」

これに対する私の答えはこうだ。

「そもそもが違うので単純に比較はできない。」

というとまあ論点がズレていると言われるだろう。このヲタの言いたいところは、「60人もいるのに16人しか取らないとメンバーが固定化されて可哀想だ。」というようなところだろう。SKEの形態自体に文句を言っていると見える。先程の結論3を出すにはSKEはもう人数が多すぎるよ!っていうことだろう。実際、48姉妹グループでは一番人数が多いので、それを考えるのは妥当とも言える。私自身、20人とは言わずとも18人くらいにはしてもいい気はする。

では何故そうしないのか?

無理に答えを出すなら、「姉妹グループの選抜は通過点だから」とでも言おうか。AKBの選抜に比べ、姉妹グループの選抜は特に「ここで個々のメンバーを覚えてもらう」意味が強い。姉妹グループで選抜に入っても、さらにその先のAKB選抜があるからだ。例えば乃木坂のシンクロニシティだとかインフルエンサーだとかは、全体的にすごく綺麗でかっこいい反面、個々の顔をはっきり映すタイプの曲ではない。しかし、48の姉妹グループの曲でこういった曲はほとんどない。この理由はそこにあると思う。こういった細々が重なっての「そもそもが違う」なのだ。

 

まあ、ここまで話してみたものの、秋元康が次に何を考えているかなんて正直誰にもわからない。最近の姉妹グループ秋元康の手が及んでいるのかどうかすらわからん。今度は各グループのセンター変遷なども比べながらもっと比較してみようかな。もう少し時間はかかるけれど。